AAF2007報告会を開催しました

11/3(土)、4(日)の2日間にわたり行ったAAF2007報告会も無事終了しました。これで、AAF2007全プログラムが終了したことになります。AAF2007に参加されたプロジェクトのみなさま、ご来場いただきましたみなさま、ありがとうございました。

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今年の報告会は、初日をAAFの成果を広く外部に伝える場に、二日目を参加者全員でAAF2007を振り返る場に位置づけ開催しました。初日は、アサヒ・アートスクエアの開放的な空間に、各参加団体の成果をまとめたブースを並べ、そこでパネルディスカッションやツアーなど、様々な催しを展開。記録映像や各地の様子を伝えるファイル、そしてブラジルの楽器など、色々と趣向を凝らしたブースが並ぶなか、なぜか「輪投げ」も出現。これはいつも遊び心を忘れない、青森・空間実験室の仕掛けでした。現場の熱気を伝えるそれぞれのブースでは、来場者とプロジェクトの担当者が熱心に話し込んでいました。

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パネルディスカッションは、1と2の2回開催しました。
1では、5つのプロジェクトの担当者をパネリストに、「アートプロジェクトが生み出すもの~AAF2007とはなんだったのか~」について、議論しました。パネリストは、吉川由美さん(向井山朋子 夏の旅 シューベルトとまちの音)、中平千尋さん(Nプロジェクト〜とがびアートプロジェクト2007〜)、やまぐちくにこさん(淡路島アートフェスティバル2007)、岡田毅志さん(外浜まつり2007)、林僚児さん(映画時間〜コザ街歩き映画祭〜)。

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それぞれのプロジェクトの紹介と、現場で感じるAAFの役割についてお話していただきました。吉川さんからは、AAFのネットワークを活かした移動性をプロジェクトに持ち込んだことで、徐々にアーティストとその作品に変化が生まれたこと。加えて、まちとアートの視点からもお話いただきました。中平さんからは、「とがび」を継続的に活動することで、学校関係者、地域の理解が高まっていること。AAFを通して高まった広報力が、集客にも反映されていることを話していただきました。やまぐちさんからは、AAFに参加するためにNPO法人を立ち上げたというエピソードから、アーティストの継続的な参加のもと、2005、2006、2007と淡路島のプロジェクトがどんどん発展していっていること。岡田さんからは、AAFでの出会い通して、岡山のアートリンク・アートパーティとの地域間交流が生まれたこと。「外浜まつり」が各種主催団体の連合体で実施されており、AAFとも似ているとのご指摘をいただきました。林さんからは、今回の映画祭が生まれた経緯と、7夜続いた夜の上映会について、紹介してもらいました。
継続的な展開や、団体間の交流の上に、それぞれのプロジェクトが成立していることを感じさせられるパネルディスカッションになりました。これらのプロジェクトが、AAF2007への参加を経て、次にどのような展開をしていくのか、非常に楽しみです。

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パネルディスカッション2は、美術ジャーナリストの新川貴詩さん、サウンドアーティストの藤本由紀夫さんをお呼びして、事務局長の芹沢高志を加えた3人をパネリストに開催しました。テーマは「いま、アートについて話そう」。藤本さんからは、過去の活動を紹介していただくとともに、今回のベネチア・ビエンナーレの傾向に、政治性ではなく、アーティストの個人的な感覚や意識をきっかけに作られた作品が増えているとの報告がありました。新川さんから、今年のドクメンタについて紹介があり、AAFの強調するアート作品の「モノからコトへ」の動きは、遡ればドクメンタ7でヨーゼフ・ボイスの行った「7000本の樫の木プロジェクト」が考えられるとの問題提起をしていただきました。芹沢からは、隣国中国の北京で猛スピードで続く都市開発の現状と、その一角に位置する798地区を例に、AAFとは全く異質な、東アジアで進む「まちとアート」の事例を報告してもらいました。

2日目は、参加者を5つのグループに分け、それぞれのグループのテーマ(「アートプロジェクトにおける学生の役割」、「プロジェクトの継続性について」、「人材育成」、「ネットワークを利用したプロジェクト」、「アートプロジェクトの意義」)について、議論しました。最後は、AAAF2007を振り返るとともに、フェスティバル期間外の時間をどのように活用していくか、全体で議論し、報告会を閉会しました。(事務局・坂田)

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バックナンバー
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2007.12.20
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2007.11.12
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