AAF学校で「向島とアート」
6月28日はAAF学校。AAF2007に参加してくれている東京近郊の企画チームにお話をうかがう、前期プログラムの最終回でした。現代美術製作所の曽我さんに「アートで育む地域のネットワーク —向島のプロジェクトを振り返って」という題目で話していただきました。現代美術製作所は1997年の開設だから、ちょうど10年目。AAFとの関係も交えながら、この10年を振り返ってくれたのですが、あらためてすばらしい活動を展開されてこられたなと思います。日本有数の木造密集地域で高齢化も進む向島において、アートが果たしてきた役割、さらにはコミュニケーションを重視するリレーショナルなアートへの接近や、都市計画系の活動との出会いや相互触発など、もちろん向島という地域に密着した「小さな歴史」なんだけど、おそらくは日本各地で進行する問題意識とも深く呼応しているから、日本のこの10年間を振り返るような思いがして、非常に聞きごたえのあるお話でした。ゲストで来てくれた地元の大工である北条さんや東工大でまちづくりを勉強している田中さん、それにAAF2007参加企画「向島芸術計画2007」に参加しているアーティスト住中さんも、いかに彼らがこうした地域の活動に巻き込まれていったか、気取らず話してくれて、とにかく臨場感あふれる講義でした。(事務局・芹沢)
