Area

中国/四国

Project Title

暮らしの痕跡というアヴァンギャルド

展覧館「その島のこと」

Year

2016

Content

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展覧会「その島のこと」は、暮らしのなかで市井の人々が連綿と紡いできた認知されていない複数の〈ローカル〉な歴史について、〈造形〉や〈物語〉を手がかりに現在を生きる表現者や研究者らがそれぞれの視座で接近し、島という条件下で生成されてきた生業と経済と、関係性について、展覧会を通して顕在化してゆくことで、現代社会における「マイナー芸術」を確立することを狙いとします。島の暮らしを捉える表現による展覧会を通して、様々な人々が〈今我々が生きている世界〉を見つめ〈今の私たちが生きている証〉を後世に手渡すことを具体的に思考する機会となることを切望しています。

Information

会期

9月17日〜11月30日

会場

香川県小豆郡土庄町豊島家浦2458-2

WEBサイト

http://www.teshimanomado.com

お問い合わせ

e-mail: teshimanomado@gmail.com

参加アーティスト

藤井光、吉濱翔、宮脇慎太郎、シライセイジ、工藤冬里、浦中ひとみ、安岐理加

主催

てしまのまど

助成

公益財団法人福武財団

団体名

てしまのまど

団体プロフィール

てしまのまどは拠点とする豊島において、〈暮らしから立ち上がる造形〉という視座のもと、様々な手法でオーラルヒストリーの記録、収集、保存及び共有する活動をおこなっています。
現代美術のフィールドが、地域活性を促す活動と商業美術が恊働し、行政的なアートプロジェクトが主体となってゆくなかで、てしまのまどは設立当初からオルタナティブな立場で地域に根ざした芸術文化への活動を行い、様々な芸術文化を振興する各財団より助成をうけ、活動を継続しています。
てしまのまどの建物は、江戸時代後期に広島のある漁業の港町から漂流し、移住してきたと云われる一族の家です。建物は昭和30年代〜40年代のもので、昭和初期よりこの島で営まれてきた生活に密接した造形が破棄されず遺されており、それらを使っていた経験のある人々は、かつて暮らしを伐り開く為に制作された道具を見て当時の記憶を語りはじめます。しかし豊島でも、少子高齢化、人口減少などの影響で、自分たちの島の歴史文化が語り繋がれる機会が少ないのが現状です。
この現実を危惧し、島の歴史や文化をよく知る世代の方々へ、様々な事項でヒアリングをおこなうとともに、映像と文字で記録保存するプロジェクト「島の記憶の記録」を企画し、2015年より2年間の実施計画を立て実施しています。
当プロジェクトは、暮らしのなかで連綿と受け継いで来た〈生きられた文化〉が、どのような社会・文化状況のもとに置かれてきたかを複眼的に考察し、認知されていない複数の〈ローカル〉な歴史について、市井の人々が紡いできた〈造形〉や〈物語〉に現在を生きる表現者や研究者らがそれぞれの視座で接近します。
また、2016年度において「島の記憶の記録」を様々な人と共有する為の展覧会、「その島のこと」を企画実施します。
展覧会「その島のこと」は、島という条件下で生成されてきた生業と経済と、関係性について、展覧会を通して顕在化してゆくことで、現代社会における「マイナー芸術」を確立することを狙いとします。また、この土地の暮らしとそれらを捉える表現による展覧会を通して、様々な人々が〈今我々が生きている世界〉を見つめ、〈今の私たちが生きている証〉を後世に手渡すことを具体的に思考する機会となることを切望しています。

団体設立年

2012年