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事務局からのお知らせ 2013.11.21

AAF Café vol.14 「語り」に耳を傾けるということ


全国をネットワークし、さまざまなかたちでアートによる地域再構築を模索してきたAAFネットワーク。
AAF Caféは、アートの新たな可能性について語り合う場として全国各地で不定期に開催しています。今回は東京、アサヒ・アートスクエアにて、ゲストに小野和子さんをお迎えします。

小野和子さんは、45年余り、「民話」を聞いて記録する仕事を続けてこられました。
小野さんは、民話について次のように語っています。
「のっぴきならない現実を背負いながら、そして、有無を言わさずそこに追い込まれながら、なお、生き抜こうとする、そんな時に生まれてくる物語の群れ」-----
また小野さんは聞くことを通して、語る人と聞く人との間に生まれるなにものかへ、深い思索をつづけていらっしゃいます。

アートプロジェクトにおいても、あるテーマを掘り下げるために、「聞き書き」などの手法が多く試みられています。人の「語り」に耳を傾けるとはどういうことなのか、ドリンクを片手に、あらためて小野さんと参加者のみなさんと語らいたいと思います。

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AAF Café vol.14
「語り」に耳を傾けるということ
日時:2013年12月05日(木)開場18:30 19:00〜20:30
語り手:小野和子さん
聞き手:芹沢高志(AAFネットワーク実行委員会事務局長)
会場:アサヒ・アートスクエア
東京都墨田区吾妻橋1-23-1 スーパードライホール 4F
入場:無料(1ドリンクオーダー)
お問い合わせ:AAFネットワーク実行委員会 03-3353-6866
助成:公益財団法人 アサヒグループ芸術文化財団
特別協賛:アサヒビール株式会社
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◎関連企画
現在、オーディトリウム渋谷、渋谷アップリンクで絶賛上映中の東北記録映画三部作「なみのおと」「なみのこえ」「うたうひと」(監督: 酒井耕・濱口竜介)。
このうち小野和子さんは「うたうひと」に出演されています。
この機会にぜひ鑑賞ください。
公式サイト
『なみのおと』 http://silentvoice.jp/naminooto/
『なみのこえ 新地町』『なみのこえ 気仙沼』 http://silentvoice.jp/naminokoe/
『うたうひと』 http://silentvoice.jp/utauhito/
映画『うたうひと』より
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◎小野和子さんプロフィール
みやぎ民話の会顧問。1934年、岐阜県高山市に生まれる。東京女子大学日本文学科卒業。その後、宮城県仙台市に在住して、宮城県を中心に東北地方の民話を訪ね、聞き、記録をする。1975年に「みやぎ民話の会」を設立し、現在は同会顧問。編著書に『長者原老媼夜話』(評論社1992年)『みちのく民話まんだら』(北燈社1999年)『七ツ森周辺の民話』(日本民話の会2007年)などがある。

◎『うたうひと』作品紹介
『うたうひと』は 酒井耕・濱口竜介監督による『なみのおと』『なみのこえ』に続く東北三部作の第三部。二人は前二作における「百年」先への被災体験の伝承という課題に対して、東北地方伝承の民話語りから示唆を得る。栗原市の佐藤玲子、登米市の伊藤正子、利府市の佐々木健を語り手に、みやぎ民話の会の小野和子を聞き手に迎えて、伝承の民話語りが記録された。語り手と聞き手の間に生まれる民話独特の「語り/聞き」の場は、創造的なカメラワークによって記録されることで、スクリーンに再現される。背景となった人々の暮らしの話とともに語られることで、先祖たちの声がその場に甦る。映画と民話の枠を超えた、新たな伝承映画が誕生した。