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交流プログラム 2010.08.30

2010交流支援プログラムレポート03 おかやまプロジェクト体験「岡山×岩見沢公開交流会」

各地域間の自発的な交流を促すために、AAF2006より実施している「地域間交流支援プログラム」。それぞれの現場やまちの空気にふれながら、担当者がお互いの現状をゆっくりと話し合い、アイデアやノウハウの交換を行う交流の場が全国各地で生まれています。
AAF2010の交流支援プログラム3番目のレポートは、岩見沢アートホリディ実行委員会(北海道岩見沢市)と岡山のゲストハウスタウンプロジェクト実行委員会、NPO法人ハート・アート・おかやまによる交流企画、報告は遠藤歌奈子さん(岩見沢アートホリディ実行委員会)です。
 
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岩見沢での活動は2008年にアートスペースを立ち上げたことをきっかけに始まり3年目。今後の市民との関わり方と、外部の人にいかに岩見沢に興味を持ってもらうかという大きく2つの課題へのヒントを得たいと思い、滞在型アートスペース「かじこ」を作り、岡山やその周辺地域に観光客が訪れるきっかけと交流の場を作るという「ゲストハウスタウンプロジェクト実行委員会」さんと、市民の日常に芸術文化を取り入れる活動を行っている「NPO法人ハート・アート・おかやま」さんに興味を持ち交流企画を依頼した。
かじこへの参加は訪れる前から始まる。ただ客として滞在し主催側の企画に参加するだけではなく、ゲストもホストになり「かじこをつくる」ことができるという。滞在者が企画者となって参加費なども設定できるユニークな仕組みということで、私がホストとして岩見沢での活動紹介をする「岡山×岩見沢公開交流会」企画を立て事前広報なども行った。
7月26日14時過ぎに岡山空港着。かじこの三宅さん、蛇谷さん、小森さんに車で迎えていただく。さすが岡山、空港から街へ向かう途中あちこちに桃の直売所が目につく。
最初にハート・アート・おかやまさんの運営する「池上秦川邸」へ。イベントなどは無い時期に伺ったので、建物を見学し、湯月さんと丹正さんに歴史などを聞く。今後の活用については手探りだが市民との交流の場や、レジデンスなどで活用するなどの可能性を考えているとのこと。かじこの三人も初訪問だったそうで、想像以上の大きな敷地と歴史のある建物は一同の感動と羨望の的のよう。掃除が相当大変だったそうで、恐ろしくて開けたくないような部屋も。


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次に「アートリンクセンター」へ。商店街の中という意外な場所にあった。アートリンクプロジェクトの資料を見て、田野さんから説明を受ける。文化祭の企画や、グッズ開発など活動が広がっているそうで、これらの活動には大変多くのヒントがあった。日本手ぬぐいと「モモピク」をお土産にもらう。

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その後、かじこへ。古民家が立ち並ぶ一角にあった。築九十年にもなる住宅で屋根裏部屋や中庭のある作りが面白い。近くには美術館や博物館、後楽園もあり「カルチャゾーン」と呼ばれる地域。2階からは目の前の大きな川や公園が一望できる。かじこから見た川に映る夜の光の色が今も印象に残っている。
公開交流会では、私が岩見沢での活動写真を見せ、質問も受けながら話した。参加者は8人。プレゼン後は、岩見沢の特産品などを振舞うと言っていた私は何もせずに、料理上手の田野さんにほとんどお任せしてしまい、大家族のような雰囲気で美味しい料理とともに楽しい夜を過ごす。その日は東京方面からの女性と一緒に宿泊。岡山に来る用事があり「かじこ」を知り、面白そうだから泊まることにしたとのこと。訪問時、かじこはスタートしてまだ10日だったが次々に企画や宿泊者が決まっているようで、かなり周知されていることには驚いた。期間限定であることがもったいないと感じてしまう。岡山に来たらぜひ瀬戸内国際芸術祭へとのことだったが無知&無計画だったので、島への行き方を教えてもらい、就寝。

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27日は朝かじこを出て犬島と直島へ。28日は直島から豊島に渡り夜には岡山に戻ってかじこに泊まる予定が、豊島のおじさんに「うちでやってる宿に泊まって行きな」となる面白ハプニング(?)があり、急遽豊島に泊まることになる。そして最終日、29日の夕方岡山空港を出発した。
岡山周辺は瀬戸内の芸術による取組み、城や庭園など「観光地的」な場所はもちろん魅力的だが、歴史が浅く気候も全く違う北海道で生まれ育った私にとっては、古民家や瓦屋根などの存在は時代劇の世界のイメージなので、訪問した2団体が利用していたような古民家が沢山存在していること、しかも文化活動の場として借りて利用できることが大変面白い特色だと感じた。岡山の人には当り前のことなのかもしれないが、外部の人間から見ると非常に魅力的なことに思える。岩見沢でも地元では気が付かない地域の特色を発掘し、それを生かした活動ができないだろうかと考えた。


<開催概要データ>
[企画名]おかやまプロジェクト体験「岡山×岩見沢公開交流会」
[実施日]2010年7月26日(月)〜29日(木)
[招聘者]ゲストハウスタウンプロジェクト実行委員会【岡山県岡山市】、NPO法人ハート・アート・おかやま【岡山県岡山市】
[訪問者]遠藤歌奈子╱岩見沢アートホリディ実行委員会【北海道岩見沢市】


<タイムテーブル>
◎7月26日(月)
14:10 遠藤、岡山空港着。かじこの皆さんが車でお迎え
15:00-17:00 池上秦川邸(ハート・アート・おかやま)見学
17:30-18:30 アートリンクセンター(ハート・アート・おかやま)見学
19:00 かじこ着(ゲストハウスタウンプロジェクト)
19:30~21:00「岡山×岩見沢公開交流会@かじこ」
遠藤から岩見沢での活動紹介・意見交換、交流会。かじこに宿泊
◎7月27日(火)
9:00 かじこを出発 瀬戸内国際芸術祭の犬島→直島。直島泊
◎7月28日(水)
直島→豊島。豊島泊
◎7月29日(木)
豊島→岡山市内(かじこに寄る)→16:40岡山空港発→東京経由→22:50札幌着


<執筆者プロフィール>
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遠藤歌奈子
岩見沢アートホリディ実行委員会代表。2008年から岩見沢市にてアートスペースiwamizawa90°を運営しながら、デザインなどの仕事をしています。