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レポート 2009.07.07

交流支援プログラムレポート2 「まちとアートの出会うとき、アートNPO勉強会」

各地域間の自発的な交流を促すために、AAF2006より実施している「地域間交流プログラム。各地の現場やまちの空気にふれながら、担当者同士あるいは実行委員と担当者がお互いの現状をゆっくりと話し合い、アイデアやノウハウの交換を行う、交流の場が全国各地で生まれています。
 AAF2009の交流支援プログラムレポート第2弾は、「ART LAB OVA」(神奈川)と「岡の里事業実行委員会」(大分)との交流企画をお送りします。  

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レポート「まちとアートの出会うとき、アートNPO勉強会」 

今年はじめてAAFに登録したビギナー同士による情報交換会。 九州の城下町として名高い豊後竹田は、端から端まで歩いて20分ほどでたどり着いてしまう本当に小さな町であった。その中に、滝廉太郎、姫だるま、十六羅漢、ごまうどん、たけた竹灯篭など小さなコンテンツが詰まっていて、観光地としては完璧にもみえる。しかし、岡の里事業実行委員の中でも今回の事業を牽引する、歴史資料館の中西義昌さんは、『そんな豊後竹田も、もちろん少子化と高齢化の危機にあり、比重の高い「過去の歴史」と「未来につながる現在の文化」を、そして「散らばる小さなコンテンツ同士」を、それぞれつなげるものとして現代美術の必然がある』という。 

この日参加された実行委員は、この町の過去の歴史を大切に観光事業を支援する、現役でご活躍中の80歳重鎮を筆頭に、観光協会の人、教育委員会の人、市議会議員、アーティストなど立場も個性も様々な面々。
今回のプレゼンは、岡の里事業実行委員会のメンバー自身にとっても、その企画の意義と内容を再確認する機会として重要な場にもなったようだ。 オーバは横浜という巨大都市の裏通りで企画を展開する予定ではあるが、なるべく岡の里実行委員会の方々の参考になるように、豊後竹田と同じような中堅の観光地近江八幡で試みたアートプロジェクトの報告と、外部のアーティストとしての視点で撮影した豊後竹田の写真や、豊後竹田1日体験エピソードなどを中心に発表をした。

 翌日は、平成17年に合併をして「竹田市」となった久住などの高原と温泉地を案内してもらい、豊後竹田だけではない竹田の課題と今後の可能性についても話をうかがった。 今回、まったくちがう必然の中で展開するプロジェクト同士であったが、まだ何もはじまっていないからこその現状と理想を交換したことにより、お互いにプロジェクトを具体化することができた。

次回は横浜で開催する予定の事後報告交流事業が楽しみである。

 P1160577.jpgP1000694.jpg IMGP1415.jpg 

<企画概要> 

[企画名]勉強会「まちとアートの出会うとき、アートNPO勉強会」(横浜→豊後竹田) [実施日] 2009年5月13日(水) 
[企画者]ART LAB OVA(横浜下町パラダイスまつり【神奈川】) 岡の里事業実行委員会(歴史の道アートイノベーション実験 「アートと歴史の出会うまち《テラマチ》あります。」【大分】) 

[タイムテーブル] 

19:00~22:00:勉強会「まちとアートの出会うとき、アートNPO勉強会」 
会場:竹田創生館(竹田市竹田、殿町武家屋敷通り) 
1:岡の里事業実行委員会による『歴史の道アートイノベーション実験 「アートと歴史の出会うまち《テラマチ》あります。」』のプレゼンテーション 
2:ART LAB OVAによるART LAB OVAによるこれまでのアートプロジェクトと「横浜下町パラダイスまつり」のプレゼンテーション 
3:ART LAB OVAによる「豊後竹田の魅力と可能性」の提示と岡の里事業実行委員とのディスカッション 

<関連URL>

▼ 岡の里事業実行委員 

岡の里からblog 
http://okanosato.exblog.jp/ 

竹田市観光ツーリズム協会 
http://www.taketan.jp/ 

▼  ART LAB OVA 

横浜下町パラダイスまつり*よこはま若葉町多文化映画祭 
http://downtownart.hama1.jp/ 

ART LAB OVA
http://artlabova.org/


 <執筆者プロフィール> 

オーバマーク小.jpg蔭山ヅル(ART LAB OVA/アーティスト) 1996年アーティスト・ランの非営利団体ART LAB OVAを設立。 ART LAB OVAとしてアートプロジェクトを開始する。