コラム各地からの「もの」便り
vol.9
『アート?』
「アート」って何だろう。
「アート」で町おこし、「アート」を「ツール」として町の活性化云々。ということは、「アート」って「もの」? でも、どんな「もの」?
今、人と違うことを怖がり、違いを認めることが出来ない子どもたちが増えている。僕は、小さいときから「アート」と触れ合うことは、子どもたちのその後の人生において非常に大切なことではないだろうかと考える。なぜなら「アート」は多様だ、その多様性を理解することは、他の人の存在を認めることとなる。また、1人ひとりの違いを認識することにもなる。
「キッズ・アートワールドあおもり」は、子どもたちが文化芸術に触れられる機会を増加・推進していくねらいで2000年から開催しているアートプロジェクトだ。夏休み期間の子どもたちに参加してもらい、国内外で活躍するアーティストを招聘して一緒に創作を行い、作品の展示や、子どもたちとの交流を行ってきた。

このイベントは、始め、青森県の主催で行われていたが、2003年度で事業が終了した。そこで私たちは、この「キッズ・アートワールドあおもり」を私たち市民の手で継続することを考え2004年から引き継ぎ、開始から今年で8年目となる。今年から「キッズカレッジあおもり07」と名前を変えた。また、参加者も子供一人だけの参加ではなく、家族と参加し、互いに話し合い、理解し合い、一つの作品にチャレンジする。コミュニケーションを大切にする。将来は通年で行うことも目指す。子供を救う、家族を救う、社会を変える、社会の問題を「アート」の力で変革する。08、09、10・・・・。「継続は力なり」。子供が、大人が、それぞれの居場所のある社会となるように、日本の社会に本物の民主主義が根付くことを信じて、あの好奇心いっぱいの目を見たいから、続けよう。
- 三澤章
- 1952年生まれ。大学中退後、コマーシャル写真の世界に入る。1988年、東京から青森市に転居、Studio am COLLABORATION設立。友人の誘いでNPO活動を始め、1999年あおもりNPOサポートセンター設立及び運営に参加。現在に至る。現在、NPO法人あおもりNPOサポートセンター常務理事、広告写真家(日本広告写真家協会会員)。