コラム各地からの「もの」便り

vol.2

『スカイプ』

黒崎八重子さん(「夏の旅」東京プロジェクト)
向井山朋子 夏の旅 シューベルトとまちの音東京都江東区

コラム写真
誰もが一度は失敗したことがあるかな、顔の見えないメールの怖さと危うさ。スカイプは、その補完アイテム。さらに、経費削減と遠距離交流の力強い味方!です。

それでも時々、過大な期待は禁物です。私たち「夏の旅」プロジェクト、東京、仙台、山形、岩手、北海道の5地域のプロジェクトをつなぐ、なくてはならない「もの」なのであることは確か。メールを見ながらお話ができるし、チラシを見ながら校正もできる。カメラを付けると2人ならテレビ電話にもなるのです。プロジェクトのリーダー、仙台の吉川さんから「今日の10時スカイプ会議はどうですか?」と招集が掛かると、「参加できます」「今日は不参加です」という具合に、参加不参加表明をMLで交わします。そして、時間になると私がホスト役となり皆さんを呼び出します。ホスト+9人、合計10人まで可能なはずなのですが…5人以上になると雑音が激しくなったり、不安定になって時々会議から誰かが消えます。。。しかし、そんなこともご愛嬌!「一回切りますよー」と言って再び皆さんを呼びだして会議は再開されるのです。

スカイプ祝開設、第一回目の記念すべき会議はオランダの向井山さんも参加するということでワクワク、しかし日本時間とオランダ時間の勘違いから向井山さんはご就寝のご様子という逸話あり。その後、第二回目はめでたく向井山さんも参加、参加者全員の自己紹介から始まり、向井山さんとの連絡、ツアーの日程調整、各地域の「まちの音」について向井山さんからの提案もあり、お互いにどんな音を録るか相談しない、連携と独自性を大切にしようということになりました。かくて私たちのブロジェクは始まったのでした。記者発表会も終わり各地域での取材も盛り上がりをみせるなか、ネットワークを活用したダイナミズムの実感や「まちの音」という生活感も漂うこの企画では、アートや社会面とは違った「家庭欄」担当者からの取材もあるのです。その時もオランダの向井山さんとスカイプしたのでした。




黒崎八重子
生まれも育ちも東京。1989年、ひょんなことでOLから東京・門前仲町の「門仲天井ホール」支配人に転身し、コンサート、舞台公演、美術展ほか、様々な表現のプロデュースを行う。現在、向井山朋子「夏の旅」シューベルトの、スタート地点を受け持つ「夏の旅」東京プロジェクト代表も兼務。只今、絶賛予約受付中。
黒崎八重子さん